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    <title>コラム</title>
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    <updated>2012-12-28T03:14:00Z</updated>
    
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    <title>林新農水大臣に期待する</title>
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    <published>2012-12-28T03:12:26Z</published>
    <updated>2012-12-28T03:14:00Z</updated>

    <summary>　この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。</summary>
    
        <category term="農政寸評" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　新しい農水大臣に林芳正（参、山口）氏が就任した。同氏は、これまで、内閣府の経済財政政策担当の特命大臣や防衛大臣を歴任してきた。専門分野は経済政策のようで、これまで、農政にそれほど深くかかわったことはない。<br />　同氏にとって、新しい分野であるだけに、新鮮な農政の改革を期待したい。それが、今後、同氏の経済政策に重厚さを付け加えるだろう。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　同氏のＨＰをみると、同氏の政策の基本は<a href="http://www.yoshimasa.com/greetings.html">「絆社会」</a>の建設にある。これは「無縁社会」に対立して、それを否定する政策だろう。「協同」に高い価値をおく政治といってもいいだろう。<br />　農村には、「絆社会」が残っている。市場経済によって薄められたとはいえ、まだまだ色濃く残っている。その中核に農協があって、「無縁社会」になることを防いでいる。<br />　このことを、農水大臣になった機会に現地をまわって、よく見てもらいたい。それが、今後の同氏にとって、貴重な経験になるだろう。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　同氏の経済政策の基本は<a href="http://www.yoshimasa.com/pdf/seisakuteigen.pdf">「国内雇用」</a>の拡大にある。都市だけでなく、農村でも、いま深刻な雇用縮小と、それによる不安に見舞われている。<br />　農村での農商工連携もいいし、農業の６次産業化もいい。だが、それよりも重要なことは、農村で新産業を興し、農村に新しい雇用の場を骨太に創出することではないか。そして、農村で豊かに暮らせる地域に立て直すことだろう。<br />　それは、かつての農水大臣が尽力した政策だし、同氏が最も得意とする政策分野である。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　同氏は、<a href="http://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/121227.html">昨日の記者会見</a>で、ＴＰＰについては、「いついつまでにどうこうするということよりも&hellip;きちっと議論する」といっているし、戸別所得補償制度については、「現場が混乱しないことが大事」といっている。<br />　これらの影響を、農村の現場で、つぶさに見ながら、じっくりと考え、機敏に政策を立ててもらいたい。それは、同氏にとって、政策の陶冶に生かされ、今後、大きく羽ばたく糧になるだろう。期待したい。</p>
<p><br />【農政寸評】の一覧は<a href="/archive03/column/cat174/">コチラから</a></p>]]>
        

    </content>
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    <title>中国の大連の米は５kgで338円</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121225-19156.html" />
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    <published>2012-12-25T08:34:23Z</published>
    <updated>2012-12-25T09:01:32Z</updated>

    <summary>　先日、友人が中国東北部の大連へ行ったので、スーパー店で最も多く売れている米を買ってきてもらった。いま中国では、どの程度の価格で米を買えるのか、また食味はどうか、を知りたかったからである。
　５kgで25元だった。いま１元は13.5円程度だから、換算すると338円になる。
　この地域の米は日本米と同じジャポニカ種が多く、この米もジャポニカ種だった。食味は日本米と比べて、やや落ちる、という程度だった。
　いっぽう、農水省が発表している日本の米の小売価格をみると、最新資料では５kgで2140円である。中国米の価格で割り算すると、実に6.3倍になる。
　米の輸入についての議論は、ＴＰＰの議論のなかで最も重要な問題だが、それは、こうした事実に基づいて行われねばならない。だが、そうなっていない。まことに非科学的な空論がまかり通り、マスコミで喧伝されている。
　それが影響しているのだろう、安倍晋三（衆、山口４）次期首相は、ＴＰＰ参加に積極的な姿勢を示しはじめた。
　ＴＰＰ参加問題は、新年早々の最も重要な政治問題になるだろう。</summary>
    
        <category term="「正義派の農政論」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　もちろん、国際競争力を考えるときは、小売価格どうしでなく、輸入価格と卸売価格とで比較すべきだが、それでもこの差は、ほとんど縮まらない。５倍以下にはならないだろう。<br />　だから、ＴＰＰに参加して、その大原則どおりに米の関税をゼロにすれば、日本の米は壊滅するだろう。食糧自給率は極端に下がり、食糧安保は危殆に瀕するだろう。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　米の関税がゼロになっても、輸入米はそれほど安くないから、競争しても日本米は充分に勝ち残れる、と専門家を名乗る論者がいる。<br />　この人は、上の事実を知らないのだろう。専門家どころか現実を知らない空想家にすぎない。空論といわれても、しかたがない。そして、マスコミが悪乗りして、この空論をふりまいている。<br />　いや、何者かがマスコミを操っているに違いない。先日のＮＨＫのテレビ（23日９時からの「日曜討論」）では、ＴＰＰ推進論者だけを集めて、ＴＰＰ参加をブチ上げていた。これが、「民主主義国」である日本の公共放送の、嘆かわしい実態である。<br />　マスコミがＴＰＰを論ずるなら、そんな空論ではなく、輸入米は安くて旨い、という実態を基にして、正しく伝えることが社会的責務である。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　日本は、ＴＰＰの盟主のアメリカと価値観を共にするという。共に自由と民主主義の国だという。だから、日本はＴＰＰに参加し、アメリカと組んでこの価値観をアジアに広めるのだという。<br />　そうだろうか。民主主義の基礎には、言論の自由がなければならない。だが、いまの日本に言論の自由はない。公共放送が、ＴＰＰ反対の言論を押しつぶしている。これでは、日本は民主主義の国ではない。あのヒットラーでさえ「民主的」な選挙で選ばれて総統になったのだ。<br />　また、日本は自由の国だろうか。誰にとっての自由か。それは、経営者にとって、労働者を解雇する自由であり、賃金を引き下げる自由ではないか。労働者にとっては、非正規労働者になる自由であり、生活水準を切り下げる自由ではないか。そうした考えの経営者が財界を牛耳っているし、連合などの労働組合は、そうした労働者に見向きもしないで、ＴＰＰ推進を主張している。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　ＴＰＰに参加して、アジアの経済成長の成果を取り入れるという。だが、かりにＴＰＰに参加しても、資本がアジアへ流出するだけだろう。国内には投資しないだろう。国内は賃金が「高い」からだという。だから、アジアの成長の成果が、日本の労働者の上に「滴り落ちる」という一部の学者の説に期待するのは甘い。<br />　かりに、国内に投資するとしても、賃金の引き下げや、安い外国人労働者の受け入れを要求するだろう。財界は、こんどの春闘で定期昇給さえ拒否するし、安い外国人労働者の受け入れを、以前から執拗に要求している。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　いま、日本が進むべき道は、この道ではない。企業の海外流出を進める道でもないし、賃金を下げることで国際競争力を強める道でもない。技術力を高め、高度な技術力でアジアの発展に貢献する道である。<br />　先端的な技術者に任せておけばいい、というものではない。日本には、底が広くて深い技術者が層を作っている。こうした技術者と、それを支える労働者と、つまり、全ての労働者が、技術力を高めることに専心できるようにしなければならない。そのために、雇用を安定させ、利益を労働者にも多く分配することが、経営者の社会的使命である。<br />　この使命を先輩の経営者たちは立派に果たしてきた。そして、農村に安定した雇用を生み出してきた。彼らは、賃金を下げることしか考えない今の経営者を、どうみるだろうか。ＴＰＰに加盟して、農業・農村を、さらに、医療や雇用を破壊することに目をつむる今の経営者を、彼らは嘆くだろう。<br />　新年は、財界が日本の進むべき道についてどう考えるか、が厳しく問われる年になるだろう。そして政治も。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>（前回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121217-19052.html">第２極の再編を急げ</a>）<br /><br />（前々回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121203-18858.html">民主党公約のＴＰＰかくし</a>）</p>
<p>（「正義派の農政論」に対するご意見・ご感想をお寄せください。<a href="/inquiry/">コチラのお問い合わせフォームより</a>、お願いいたします。）</p>]]>
        

    </content>
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    <title>「シビリアンコントロールは９条が砦」</title>
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    <published>2012-12-20T05:38:43Z</published>
    <updated>2013-02-15T05:31:26Z</updated>

    <summary>　歴史の教訓をもう忘れたか、の様な動きが出ている。このコラムの締め切りが13日なのでまだ選挙の結果が出ていないが、マスコミは憲法９条を廃止することを公約にした政党が復活をすると予想をしている。これまでも衣の下から鎧がチラついてはいたが今回は衣をかなぐり捨てて兜をかぶり手に槍を持って登場している。</summary>
    
        <category term="目明き千人" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　日本は第二次大戦の教訓として国家間の紛争は武力によらず話し合いで解決をすることを憲法９条で決めて守ってきている。紛争が絶えない現在、戦闘に巻き込まれた国の人たちが日本の憲法を改めて再評価をしているのが９条である。<br />　今年は国連が提唱をした国際協同組合年である。世界各地で起きている政治、経済のゴタゴタを解決する方法として「協同組合の基本的な価値」を世界各国が共有しようという働きかけである。基本的な価値が活かされるのは平和であることが大前提である。<br />　戦争になれば全てが吹っ飛んで軍事力の強い国の論理がまかり通る。<br />　今回の衆議院選挙は政党が乱立し当面する金融政策、ＴＰＰ、外交、福祉政策が議論をされたが、一番大事なこと当面の課題とは次元の異なる国家の方向を左右する憲法９条問題こそが政党、候補者を選ぶ基準であること、がマスメディアをはじめ族議員支援の各業界が握りつぶした。国を守るための自衛権の発動は当然であり軍隊が必要との意見が多くなっている。シビリアンコントロールが歯止めであるがコントロールをするシビリアンは誰か、である。<br />　陸、海、空の三軍の最高司令官は総理大臣、文官の最高は防衛大臣でありこの二人はシビリアンである。自衛隊という巨大な組織をコントロールするためにはこの二人が自衛隊の幹部と自衛官から政治家として信頼を得ていることが必須要件である。いい加減な政治家に軍は任せられないが職業軍人の意見となる。<br />　もう一つのシビリアンは国民の世論となるが、世論を誘導するのがマスコミであり、今回の選挙でみたマスコミの姿勢、オポチュニストの意見があたかも世論のような報道の姿勢を見るとこれも危ない。シビリアンコントロールの最も強力な歯止めは憲法９条となる。裏返せば、これが一番邪魔な存在というわけである。<br />　選挙後の動きをよく見て、来年の参議院選挙には協同組合として支援をする政党、候補者の選択を間違えないことが必要である。</p>]]>
        

    </content>
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    <title>自公は４割で３２５議席、その他は６割で１５５議席</title>
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    <published>2012-12-18T06:00:10Z</published>
    <updated>2012-12-18T06:05:26Z</updated>

    <summary>　この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。</summary>
    
        <category term="農政寸評" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　衆議院選挙の結果、自民党と公明党で３分の２以上の議席を取り、連立政権を発足させるようだ。<br />　マスコミは、自公の圧勝といっているが、そうでもない。</p>
<p><span enctype="application/x-www-form-urlencoded" method="get" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="/archive03/column/images/colu1212181501.gif" alt="衆議院選挙比例区の政党別得票数" width="469" height="564" /></span>　上の図は、比例区の政党別の得票率をみたものである。これをみると、自公の得票率は、合せて39.4％で、約４割にすぎない。その他の政党の得票率を合計すると約６割になる。<br />　つまり、自公の両党は４割の支持率で、３分の２以上の議席をとり、その他の政党は６割の支持率で３分の１しか議席を取れなかったことになる。<br />　これから読み取れることは、いまの選挙制度には死に票が多く、国民の意志が歪められる、という問題があることと、新しい自公政権に対して、厳しく対峙する野党が分散していることである。<br />　新政権の独走をはばむ力の結集を、野党を支持した６割の国民は期待している。</p>
<div class="text">
<p>&nbsp;</p>
<p><br /><strong>【農政寸評】</strong>の一覧は<a href="/archive03/column/cat174/">コチラ</a>から。</p>
</div>]]>
        

    </content>
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    <title>「離島」にも関心を</title>
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    <published>2012-12-18T03:05:47Z</published>
    <updated>2012-12-18T03:06:31Z</updated>

    <summary>　日本は島国で、資源がない。原料を輸入加工し、出来た製品の輸出で生きると教えられてきた。物つくりの考え方である。日本の陸地は37万平方キロメートル、しかし、日本列島周辺にある有人の「離島」は6847島という（日本離島センター調べ）。</summary>
    
        <category term="ひとこと" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　日本は島国で、資源がない。原料を輸入加工し、出来た製品の輸出で生きると教えられてきた。物つくりの考え方である。日本の陸地は37万平方キロメートル、しかし、日本列島周辺にある有人の「離島」は6847島という（日本離島センター調べ）。離島の周辺の領海と排他的経済水域を足した日本の領土・領海は447万平方キロメートル。離島のお陰で日本は陸地の12倍もの海上範囲を実効支配出来ている。陸地だけの比較では世界で61番目なのに、離島を含めれば日本の領土・領海は世界の６番目に躍進する（「日本国境の新事実」実業の日本社）。<br />　「聞いてみよう！島のくらし　話してみよう！島のじまん」アイランダー（Islander）2012が、年も押し迫った11月24―25日に東京池袋文化会館で行われた。主催は国土交通省、後援は農水省等。会場での島の出展ブースは63ヶ所。目的は島直送の物産販売と島のＰＲ。１島でなく「諸島」として３島?11島合同の出展もある。<br />　ステージが設けられ島の伝統芸能も披露するので150席ほどの簡易椅子席はファンで満席、舞台に上がる島が交代するたびに観客の大部分が入れ替わる。ブースを廻って北海道の利尻島の昆布を買った。長崎県五島列島は11の有人島と52の無人島があるという。島の特産椿油は美容にも料理にも使える。瀬戸内の島のみかんも買った。香川県粟島は癒しの島、何もないけど何かがある。からっぽの自分に合いに来ませんか？　とある。毎年行われるイベントが周知されるようになり会場が混雑しているのが救いになった。<br />　離島はいろいろハンディを負っている。とりわけ島からの人口流失と少子高齢化で困っている地域が多い。島への定住・求人情報で、都会の若者に離島への関心をもってもらうのもアイランダー催事の目的の一つだろう。沖縄県の尖閣諸島の周辺海底には石油資源が眠るといわれる。外交は勿論大切だが、もう少し国民が多くの「離島」に関心を注いでも良いように思う。<br />（金右衛門）</p>]]>
        

    </content>
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    <title>第２極の再編を急げ</title>
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    <published>2012-12-17T08:35:45Z</published>
    <updated>2012-12-17T23:57:29Z</updated>

    <summary>　衆議院選挙は、自民党の圧勝で終わった。公明党と連立内閣をつくれば、与党議員は325人になり、３分の２以上の議員数になる。
　民主党への不支持と、第３極の分立が原因だろう。
　民主党の当選者数は、たったの57人になった。前回の308人の５分の１以下である。
　自民、公明、民主を除くと９党が乱立したが、その議員数は合計で98人でしかない。
　第３極どころか、第２極が消滅してしまったように見える。
　これから、自公政権が長く続くことになるかもしれない。それに対する第２極の再編が、今後の課題になるだろう。そして、それは充分にできる。
　再編の基軸は、市場原理主義の政策か、それとも、それに反対する政策か、になるだろうし、そうしなければならない。</summary>
    
        <category term="「正義派の農政論」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　自民党が圧勝したとはいえ、自民党の政策に積極的に賛成して勝たせたわけではない。それは、他の党は支持したくないので、やむなく自民党を支持したのかもしれない。また、勝ち馬に乗った、ということかも知れない。投票率の低下も見逃せない。</p>
<p><span enctype="application/x-www-form-urlencoded" method="get" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="/archive03/column/images/colunou1212170102.gif" alt="衆議院比例区の選挙の今回と前回の政党別当選者" width="452" height="344" /></span><span enctype="application/x-www-form-urlencoded" method="get" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"></span></p>
<p>　政党別の支持率が、より忠実に分かるのは、比例区の当選者数だが、それを上の表で示した。<br />　この表から分かるように、自民党が圧勝したわけではない。前回と比べて２人ふえただけである。公明党も１人ふえただけで、両党を合わせても79人で総数の180人の44％にすぎない。その政権が長くつづくとすれば、それは、死に票が多い小選挙区制の欠陥である。<br />　一方、民主党の惨敗は明らかで、３分の１になってしまった。<br />　それに代わったのが、維新とみんなと未来だが、それぞれが分散してしまった。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　だが、この表を見れば、第２極の再編は充分にできるし、自公政権に太刀打ちできる。この表では自公以外の政党の支持率は合計すれば56％になる。問題は、再編の基軸である。それは、国会内での政党の再編だけではない。国民を基礎にした再編でなければならない。問題が先鋭化すれば、自民党の分裂も起こりかねない。<br />　国民の中にどのような政治的課題があるか。それは、ＴＰＰ問題であり、原発問題であり、消費増税問題である。これらは、いづれも市場原理主義的に解決するか、それとも、反市場原理主義的に解決するか、の問題である。それに、東日本の早期復興と、これから始まる全国各地でのオスプレイの訓練飛行の問題が加わるだろう。<br />　これらの政治課題を基軸にしない政党の再編は、国民の政治不信を深めるだけだろう。この基軸は、99％の国民に基盤をおく政党か、それとも１％の国民に基盤をおく政党か、ということでもあるだろう。そうでなければ、野合といわれてもしかたがない。<br />　やがて、参議院の選挙になる。再編を急がねばならない。</p>
<p><br />（前回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121203-18858.html">民主党公約のＴＰＰかくし</a>）</p>
<p>（前々回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121126-18749.html">自民党の農政公約の後退</a>）</p>
<p>（「正義派の農政論」に対するご意見・ご感想をお寄せください。<a href="/inquiry/">コチラのお問い合わせフォーム</a>より、お願いいたします。）</p>]]>
        

    </content>
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    <title>市場原理主義農政への岐路</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/cat174/cat174121214-19032.html" />
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    <published>2012-12-14T07:23:34Z</published>
    <updated>2012-12-14T07:28:55Z</updated>

    <summary>　この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。</summary>
    
        <category term="農政寸評" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　衆議院選挙も大詰めを迎えた。農政は表立ってはいないが、重要な争点になっている。いま農政は、市場原理主義に傾くかどうか、の瀬戸際に立っている。それほどの意義が、今度の選挙にはある。<br />　国際問題としては、ＴＰＰである。これは、市場原理主義の極致といっていい。全ての関税をゼロにすることが、ＴＰＰの大原則である。いくつの農産物が例外にできるか、という問題ではない。この大原則を取り下げれば、ＴＰＰはＴＰＰでなくなる。だから、盟主の誇り高いアメリカは、この大原則を決して取り下げないだろう。<br />　この大原則だけではない。ＴＰＰに参加すれば、国民皆保健は崩壊するだろう。医療や保険は、ＴＰＰの盟主のアメリカが、以前から重大な関心を持っている分野である。<br />　その後にくるのは、労働力の国際間移動の自由化、つまり、単純労働力の受け入れだろう。これは、財界が以前から強く要求しているし、それに追随する有力な政治家もいる。ＴＰＰに参加すれば、その外圧を利用して、この要求を、さらに強めるだろう。ＴＰＰで日本人の雇用が増えるどころではない。<br />　だから、ＴＰＰは条件つき反対でも、条件つき賛成でもなく、絶対反対でなければならない。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　国内問題としては、食糧安保、つまり、そのために農業を振興して、食糧自給率を向上させる、という問題がある。だが、これも争点になっていない。<br />　それよりも、自由貿易は不可避だ、といって、国際競争力を強めることしか言っていない。自由貿易のもとで、農産物輸出を増やすのだという。まさに市場原理主義である。そして、国際競争力を強めるために、農政の対象を、いわゆる担い手に限定し、それ以外は切り捨てる。<br />　だが、農産物輸出は夢物語りで、実績がない。選別農政は、農村では容認しない。<br />　そうではなくて、自給率向上のために、再生産を保障する制度を強固に築かねばならない。その上で、輸入小麦や輸入トウモロコシに代わって、コメを飼料として、またメンやパンとして利用する制度を拡充しなければならない。だが、一時あった熱気は、いまはない。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　選挙のみどころは、ＴＰＰに反対か賛成か、という点と、もう１点は、拡大再生産を保障するために、生産費を補償する制度の拡充をはかるかどうか、という点にある。<br />　それらは、いずれも農政の対象を、いわゆる担い手にしぼり、市場原理主義農政に走るか、それとも、食糧安保のために、農業者が全員で農業振興をはかるか、という点の違いにある。<br />　どちらを採るか。国民の審判の日は近い。</p>
<p><br /><strong>【農政寸評】</strong>の一覧は<a href="/archive03/column/cat174/">コチラ</a>から</p>]]>
        

    </content>
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    <title>「食」への想い</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/shouhi/shouhi121206-18910.html" />
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    <published>2012-12-06T08:09:29Z</published>
    <updated>2012-12-06T08:11:23Z</updated>

    <summary>　私は長崎生まれで、ちゃんぽんに目がありません。ちゃんぽんは、明治の中頃に長崎の四海楼という中華料理店のご主人が、中国人留学生に安くて栄養があって美味しいものを食べさせようと考案したとされています。たっぷり野菜に肉や魚介類と具沢山で、豚骨と鶏がらのスープが唐灰汁というかん水で製麺した太目のちゃんぽん麺によく合います。</summary>
    
        <category term="消費者の目" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　私は長崎生まれで、ちゃんぽんに目がありません。ちゃんぽんは、明治の中頃に長崎の四海楼という中華料理店のご主人が、中国人留学生に安くて栄養があって美味しいものを食べさせようと考案したとされています。たっぷり野菜に肉や魚介類と具沢山で、豚骨と鶏がらのスープが唐灰汁というかん水で製麺した太目のちゃんぽん麺によく合います。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">　◇　&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 　◇</p>
<p>　長崎ちゃんぽんを全国的に有名にしたのは、リンガーハットという長崎発のチェーン店で、この事業を始めた1974年には「長崎ちゃんめん」と称していました。「長崎ちゃんぽん」の本場で埋もれないよう、あえて一捻りした名前にしたのではないかと私は思っています。すでにブランディングの何たるかを理解していたのではないでしょうか。<br />　1982年に株式会社リンガーハットに商号変更し、「長崎ちゃんぽんリンガーハット」として店舗を増やしていきました。全国に打って出るには、「長崎ちゃんぽん」というポジショニングが有利だったのでしょう。2012年８月31日現在、38年かかって全国に505店舗、ホノルルなど海外に７店舗を展開するまでになりました。</p>
<p style="text-align: center;">　◇　　&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; ◇</p>
<p>　リンガーハットは、ご当地グルメとしては最も成功している事例のひとつでしょう。この店をちゃんぽんを食べると、その変わらぬ味に、青春時代を過ごした長崎の街を思い出します。全国で成功できた要因は、栄養があって美味しいものを安く提供したいという考案者の想いに共感し、しっかりと守り続けているからではないでしょうか。</p>]]>
        

    </content>
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    <title>ＴＰＰについての各党の公約</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/cat174/cat174121205-18906.html" />
    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18906</id>

    <published>2012-12-05T08:26:54Z</published>
    <updated>2012-12-05T08:28:45Z</updated>

    <summary>　この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。</summary>
    
        <category term="農政寸評" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p><span enctype="application/x-www-form-urlencoded" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="/archive03/column/images/colu1212051501.gif" alt="ＴＰＰについての各党の公約" width="474" height="327" /></span></p>
<p><span enctype="application/x-www-form-urlencoded" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="/archive03/column/images/colu1212051502.gif" alt="ＴＰＰについての各党の公約" width="489" height="366" /></span><br />　各党の選挙公約がそろった。ＴＰＰをどうするか、という点にしぼって要約した図を２つ上に掲げた。<br />　いま、ＴＰＰは選挙戦の争点から、はずれようとしている。だが、これほどの重要問題についての国民の意志を、各党は謙虚に聞かねばならない。そして、争点にしなければならない。<br />　図で示したように、各党のＴＰＰについての公約は、「速やかな交渉参加」を公約する政党から、「断固反対」を公約する政党まで、さまざまである。<br />　その中間には、条件つき反対や条件つき賛成がある。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　条件つきの反対や賛成は、条件がみたされば賛成になる。<br />　相手はアメリカである、どんな手練手管を使ってくるだろうか。もしかすると、言うことをきかなければ、核の傘から出よ、と脅すかもしれない。<br />　逆に、日本は同盟国だから、その主張のごく一部を、どたんばになってから受け入れるかもしれない。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　しかしそれは、ごく一部であって、誇り高いアメリカが、ゼロ関税の大原則を取り下げることはないだろう。そして、日本の農業や保険制度をアメリカ資本の餌食にするだろう。<br />　財界の一部や、大企業の労組の一部は、潤うかもしれない。だが、99％の国民にとっての国益に反する。<br />　だから、「断固反対」なのである。ＴＰＰをうやむやにしてはならない。</p>
<p><br />【農政寸評】の一覧は<a href="/archive03/column/cat174/">コチラから</a></p>]]>
        

    </content>
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    <title>民主党公約のＴＰＰかくし</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121203-18858.html" />
    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18858</id>

    <published>2012-12-03T07:51:18Z</published>
    <updated>2012-12-03T07:53:09Z</updated>

    <summary>　先週、遅ればせながら民主党が衆議院選挙の公約を発表した（内容は、本文の下）。そこには、ＴＰＰの文字さえない。野田佳彦（衆、千葉４）代表は、一時、ＴＰＰを今度の選挙の争点にする、といったがこの前言を、あっさりと翻した。
　ＴＰＰを選挙の争点にすれば負ける、と考えたのだろう。党内でＴＰＰ反対を唱えている多くの候補者が離党することを、おそれたのだろう。
　選挙選で、民主党の各候補者は、てんでんばらばらに、ＴＰＰについて約束することになる。ある候補者はＴＰＰに反対する、と約束し、別の候補者はＴＰＰに参加する、と約束する。当選者の数は、それなりに確保できるかもしれない。だが、国民はあきれるしかない。選挙後に、党内の紛争は、以前にもまして激しくなるだろう。
　民主党は、この公約で、「働く者」や「消費者」をよりどころにする、といっている。それなら、財界や一部の大企業の労組に耳を傾けるのではなく、大多数の「働く者」や「消費者」の、ＴＰＰ反対の声を代弁しなければならない。</summary>
    
        <category term="「正義派の農政論」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　ＴＰＰの文字はないが、各論の中で、環太平洋パートナーシップ、つまりＴＰＰに一言だけ触れている。引用しよう。<br />　「アジア太平洋自由貿易圏の実現を目指し、その道筋となっている環太平洋パートナーシップ、日中韓ＦＴＡ、東アジア地域包括的経済連携を同時並行的にすすめ、政府が判断する。その際、国益の確保を大前提とするとともに、日本の農業、食の安全、国民皆保険などは必ず守る。」<br />　これが、ＴＰＰについての公約らしいものの全てである。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　いくつもの問題がある。<br />　これは、党としての公約ではない。全てを白紙で政府に任せる、という無責任なものである。そのとき民主党が政府与党でなかったら、どう責任をとるのか。党の執行部に一切を任せる、というのなら、そのように言わねばならない。<br />　それにしても、ＴＰＰほどの重大な政策、つまり、日本農業の存亡をかけた政策、国のかたちを変えるほどの政策に対して、党としての政治判断を逃げた無責任は、国民を愚弄するものとして、長く歴史に残る汚点になるだろう。<br />　また、ＴＰＰが目指すアジア太平洋自由貿易圏と、日中韓ＦＴＡや東アジア地域包括的経済連携（ＲＣＥＰ）が目指すものとは、まるで違う。このことが分かっていない。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　ＴＰＰは、アメリカが主導して、高圧的にゼロ関税を迫るものである。加盟国の食糧主権を奪い、また、国内制度に干渉して、国家主権を侵害しようとするものである。<br />　これに対してＲＣＥＰは、アメリカを排除し、東アジアに限り、ＡＳＥＡＮが中心になって、各国の食糧主権などの国家主権を尊重しながら、経済協力をすすめるものである。<br />　それゆえ、これらを同時並行的にすすめることには無理がある。行き先が違うのである。<br />　その上、こうした世界経済のブロック化が、世界の紛争の根源になることへの配慮が、全くない。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　「国益の確保を大前提とする」というが、それは当然のことである。<br />　なぜ、当然のことを、わざわざ言うのか。何かやましいことがあるのではないか、と邪推したくなる。<br />　そこには、財界の利益のため、また、アメリカの利益のために、大多数の国民の利益を犠牲にする、というやましさがあるのではないか。</p>
<p style="TEXT-ALIGN: center">◇</p>
<p>　「日本の農業&hellip;は必ず守る」という。１．５％の一次産業は犠牲になれ、という政策は採らない、というのだろうが、これも当然である。<br />　日本の農業を守るとは、いったい、どういうことか。<br />　農業政策の公約のなかで、「食料自給率50％をめざす」という文言は、かろうじて残ったが、食糧安保の字は消えた。これは、明らかな後退である。<br />　もしも、食糧安保を考えるなら、食料自給率50％をめざした農業振興をはかるために、ＴＰＰ反対を公約しなければならない。</p>
<p><br />民主党の選挙公約は　<a href="http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2012.pdf">ココ</a>　</p>
<p><br />（前回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121126-18749.html">自民党の農政公約の後退</a>）</p>
<p>（前々回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121119-18665.html">ＴＰＰに対する各党の政策</a>）</p>
<p>（「正義派の農政論」に対するご意見・ご感想をお寄せください。<a href="/inquiry/">コチラのお問い合わせフォームより</a>、お願いいたします。）</p>]]>
        

    </content>
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<entry>
    <title>自民党の農政公約の後退</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121126-18749.html" />
    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18749</id>

    <published>2012-11-26T07:08:52Z</published>
    <updated>2012-11-26T08:55:11Z</updated>

    <summary>　先週、自民党が衆議院選挙の公約を発表した（内容は、本文の下）。その本文をみると、まず「復興」があって、それに「経済」、「教育」、「外交」、「暮らし」が続く。農政は、最後の「暮らし」の中の「地域活性化」の中の１つに位置づけている。
　内容は「農林水産業の高付加価値化や農商工業連携強化を進め、競争力のある『攻めの農林水産業』を展開します」とあって、これが農政公約の全てである。
　前回の衆議院選挙では「食料自給率50％を具体的な目標に。」と公約していた（内容は、本文の下）。まさに様変わりである。
　自民党は、今度の公約で、農政の目的を高付加価値化と競争力の強化の２つに変えたようだ。時代おくれの、市場原理主義農政に戻るのだろうか。食糧安保や食糧自給率の向上は、どうでもいい、と言いたいようだ。
　前回の公約からの、明らかな後退である。</summary>
    
        <category term="「正義派の農政論」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　公約の本文に続いて「政策ＢＡＮＫ」という名前の詳論がある。<br />　ここでも食糧安全保障は、小見出しにあるだけで、文中にはない。食糧自給率は「向上」ではなく、「維持向上」になっている。「維持」しただけでも、公約を果たしたことになる。<br />　ここにも、前回の公約、つまり、自給率を50％に向上する、という目標からの後退がある。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　農業者の最大の関心事は、ＴＰＰだが、これについては、木で鼻をくくったように「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、ＴＰＰ参加交渉に反対します」というだけである。これでは、韓米ＦＴＡのように、コメさえ聖域化できれば賛成だ、とも受け取れる。<br />　自民党は外交に自信があるようだ。コメの聖域化にも自信があるのだろう。だから、ここでいう反対は賛成と紙一重の差しかないのではないか。薄い紙の下に賛成の字が透けて見える。<br />　ＴＰＰは農業の問題だけでなく、食品の安全や医療や雇用の問題であることを、どう考えているのかも分からない。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　詳論の具体的な政策の公約の中で、戸別所得補償制度の廃止を公約している。いまの民主党農政の柱であるこの制度を根元から倒す、というのである。僅か４年足らず続いただけになる。まさに猫の目農政の復活である。<br />　それに代わって、多面的機能直接支払制度と担い手支援制度の創設を公約している。多面的機能といっても、そこには食糧安保は含まれず、「農地を農地として維持する支援策」だけのようだ。コメを増産し、飼料やパンやメンの用途で使い、自給率を向上する、という考えはない。<br />　戸別所得補償制度には、いくつかの問題がある。しかし、自給率を向上させることを目的にし、生産費を補償して再生産を確保する、という高く評価すべき点がある。これを廃止すれば、自給率の向上による食糧安保は図れないだろう。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　担い手支援というから、小規模農家や高齢農家は支援しないのだろう。<br />　前回の衆議院選挙で自民党は、「農地面積や年齢などに関係なく、意欲ある農家の経営を最大限にサポートし&hellip;」と公約していた。<br />　また、これまでの民主党農政も、自給率の向上に貢献する農家は、規模の大小にかかわらず、また、年齢の如何にかかわらず、全ての農家を農政の対象にした。「主要穀物等では完全自給をめざす」とまで言った。<br />　今度の自民党の公約は、農家を担い手と、それ以外に選別し、分断し、担い手だけを支援して競争力を強めるという。市場原理主義農政に戻る、というのだろうか。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　支援されないで切り捨てられる農業者は、どうしろというのだろうか。<br />　農村社会は共同社会である。分断政策や選別政策は容認しないだろう。農村は競争よりも協同を尊ぶ。「１人は万人のために、万人は１人のために」なのである。<br />　農村はこの公約を受け入れるだろうか。</p>
<p><a href="http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/seisaku_ichiban24.pdf">今度の衆議院選挙の公約は　ココ　<br />2009年の衆議院選挙の公約は　　ココ</a></p>
<p><br />（前回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121119-18665.html">ＴＰＰに対する各党の政策</a>）</p>
<p>（前々回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121112-18541.html">新しい農業攻撃が始まった</a>）</p>
<p>（「正義派の農政論」に対するご意見・ご感想をお寄せください。<a href="/inquiry/">コチラのお問い合わせフォーム</a>より、お願いいたします。）</p>]]>
        

    </content>
</entry>

<entry>
    <title>八幡正則氏が無料のメール塾を開講</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/cat150/cat150121122-18736.html" />
    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18736</id>

    <published>2012-11-22T04:15:50Z</published>
    <updated>2012-11-22T04:17:02Z</updated>

    <summary>　鹿児島の八幡正則さんは、今年の１月、半寿（81歳）にして『怠れば、廃る＝農協運動六か条＝』を出版されました。
　その八幡さんが&quot;怠る&quot;ことなく無料のメール塾『怠れば廃る塾』を開設されました。</summary>
    
        <category term="共存同栄" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　鹿児島の八幡正則さんは、今年の１月、半寿（81歳）にして『怠れば、廃る＝農協運動六か条＝』を出版されました。<br />　その八幡さんが&ldquo;怠る&rdquo;ことなく無料のメール塾『怠れば廃る塾』を開設されました。<br />　氏は知る人ぞ知る、鹿児島農協運動の「闘士」であり、二宮尊徳の研究家であると同時に伝道者でもあります。<br />　まえがきに「昭和50年代、協同組合原則は外来のものという感じが抜け切れない」と三輪昌男先生に申し上げたと書かれています。<br />　ご自分が二宮尊徳から入ったからかもしれないとも言っておられますが、八幡さんの講演を聴き、酒の席で話を聴き、『怠れば、廃る』を読んでみると、氏は、これまでの農協運動になんとなく&ldquo;違和感&rdquo;を感じておられるのでは無いかと思えるのです。<br />　&ldquo;違和感&rdquo;は私の勝手な言葉ですが、八幡さんはこの違和感を埋めるものが二宮尊徳の教訓にある、あるいは農協運動には尊徳の教訓がもつ「信仰」や「宗教」性（柳田國男）が必要だと考えておられるのであります（違うかもしれません）。<br />　「尊徳」塾でもあります。<br />　「八幡」塾でもありましょう。<br />　「真・農協運動」塾であります。<br />　無料ですので、すぐにメールまたはＦＡＸで申し込んで下さい。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　『怠れば廃る塾』<br />〒890-0064　鹿児島市鴨池新町29-9-16<br />電話・ＦＡＸ：099-251-1118<br />Ｅメール：<a href="mailto:hachiman@wine.ocn.ne.jp">hachiman@wine.ocn.ne.jp</a></p>]]>
        

    </content>
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    <title>ＴＰＰに対する各党の政策 （改定版）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121119-18665.html" />
    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18665</id>

    <published>2012-11-19T08:56:35Z</published>
    <updated>2012-11-20T11:34:30Z</updated>

    <summary>＜＜昨日アップロードした旧記事は表が脱落していました＞＞
＜＜改めて表をあわせ全文を再掲載するとともに、不注意をお詫び致します＞＞
＜＜今後ともご愛読たまわりますようお願いいたします＞＞


　いよいよ総選挙だ。来月の16日には総選挙が行われ、新しい政府ができ、新しい農政が始まる。
　それまでの１か月の間、各党は農村でも、しのぎを削る選挙戦をくり広げる。対立する争点はなにか。
　国政の主要な争点は、ＴＰＰ、原発、消費増税、社会保障、オスプレイなどなどである。どれもが、農村に深くかかわっている。
　ここでは、ＴＰＰを取り上げて、各政党の政策をみてみよう。</summary>
    
        <category term="「正義派の農政論」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p><span enctype="application/x-www-form-urlencoded" method="get" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" src="/archive03/column/images/colunou121119.gif" alt="colunou121119.gif" width="480" height="448" /></span>　野田佳彦（衆、千葉４）首相は、16日、総選挙で訴える５つの政策の第２番目に、ＴＰＰ推進を明言した。推進を主張する財界と連合の圧力に屈したのだろう。<br />　民主党にとって最大の支持団体である連合は、ＴＰＰ反対の候補者は推薦しないようだ。衰えたとはいえ、連合の圧力には弱いのだろう。<br />　一方、全中は16日<a href="http://www.zenchu-ja.or.jp/release/pdf/121116_release.pdf">「ＴＰＰ交渉参加反対を明確にした各候補者、政党を支援する」</a>と言った。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p style="TEXT-ALIGN: left">　各政党の、ＴＰＰに対する政策を上の表で示した。<br />　民主党は、推進を主張している。国益を守ることが大前提だ、とはいうが、誰にとっての国益か。食糧や医療を守ることは国益でなくて、大企業や、大企業の労働組合の利益だけが国益なのか。その説明がなければ、国益を守る、というのは空文になるか、ごまかしになる。<br />　みんなの党と新党改革の政策は、国際競争に勝ち抜くために、ＴＰＰに参加して、市場原理主義を取り入れよ、というものである。市場原理主義は、日本を台無しにし、大多数の国民から嫌われている、ひと昔前の考えである。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　政府与党の国民新党は、市場原理主義に反対とは言っているが、ＴＰＰ反対と明言していない。与党で居続けたいのだろう、と勘ぐられてもしかたがない。<br />　日本維新の会は、みんなの党と同じように、交渉に参加して、その結果、国益を害するようになれば撤退すればいい、という。それは国際的無責任というべきである。国際社会で恥をかく。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　自民党は、関税ゼロの原則に例外を認めなければ反対という。条件つきの反対である。しかし、韓米ＦＴＡのように、コメだけ関税を認めればいい、というものではない。<br />　多くの国民が反対しているのは、ＴＰＰが農業を壊滅させるだけでなく、食の安全を脅かすし、日本の医療制度を崩壊させるからである。さらにＴＰＰに含まれるＩＳＤ条項を使って、アメリカがカナダやメキシコとの間で結ばれたＦＴＡで実際に行っているように、相手国の国家主権を侵害するからである。</p>
<p style="text-align: center;">◇</p>
<p>　このように、ＴＰＰに参加すべし、という政党は少ないし、条件つきの反対も少ない。その上、参加すべし、という政党の中にもＴＰＰ反対の人が多い。<br />　首相は、こうした声に耳を傾けねばならない。間違った信念などに基づいて、夢の中でもＴＰＰ参加を表明してはならない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>（前回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121112-18541.html">新しい農業攻撃が始まった</a>）</p>
<p>（前々回　<a href="/archive03/column/nouseiron/nouseiron121105-18397.html">第３極の農業政策</a>）</p>
<p>（「正義派の農政論」に対するご意見・ご感想をお寄せください。<a href="/inquiry/">コチラのお問い合わせフォーム</a>より、お願いいたします。）</p>]]>
        

    </content>
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<entry>
    <title>「ウガンダ・赤道直下の緑の大地」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="/archive03/column/cat158/cat158121119-18661.html" />
    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18661</id>

    <published>2012-11-19T08:26:22Z</published>
    <updated>2012-11-19T08:27:34Z</updated>

    <summary>　アフリカというと暑くて砂漠地帯で治安が悪く人々は貧しいという先入感がある。
　ここウガンダは豊かな緑の大地が広がっており、日本の真夏に避暑地にいるような気候である。ウガンダはアフリカの中央から少し東部で、東はケニヤ、南はタンザニア、ルワンダ、西はコンゴ、北を南スーダンに囲まれた国である。ケニヤとの国境にはナイル河の源流のビクトリア湖がある。</summary>
    
        <category term="目明き千人" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="/archive03/column/">

        <![CDATA[<p>　アフリカというと暑くて砂漠地帯で治安が悪く人々は貧しいという先入感がある。<br />　ここウガンダは豊かな緑の大地が広がっており、日本の真夏に避暑地にいるような気候である。ウガンダはアフリカの中央から少し東部で、東はケニヤ、南はタンザニア、ルワンダ、西はコンゴ、北を南スーダンに囲まれた国である。ケニヤとの国境にはナイル河の源流のビクトリア湖がある。<br />　首都のカンパラは標高が1300ｍ、気温は17度〜28度で平均が22度である。乾季と雨季があるが今は丁度雨季から乾季へと変わる時期で昼間は流石にアフリカらしい暑さであるが朝晩は長袖である。<br />　夕方にはスコール・夕立があり短時間に大雨が降り、８日には大粒の雹が降った。<br />　カンパラから車で６時間くらいの地帯はどこまでも緑が広がり、高いところは標高が2500ｍで小高い山やなだらかな丘で低地は湿地帯である。土地は肥沃で１年中果実、野菜が栽培できる。緑が豊かで日本と同じような景色が続くが違いは田んぼの代わりにどこへ行ってもバナナ、マンゴー、トウモロコシ、サトウキビが多いことである、<br />　カンパラの市内や、地方の町では小売市場が賑わっており、４平方mくらいの小売店が何百軒と集まって、食料品から衣類、日用品など日常の生活に必要なものが何でも揃う場所である。その他に道路端でのバナナや、トマト、ヤム芋などの青果物を売っている露店やカラフルな古着を売る店が多い。カンパラ市内にはスーパーマーケットが数軒あるが規模が小さく、ローカルスーパーの水準である。<br />　野菜、果実は熱帯から温帯までの品目なら何でも出来る気候条件にあるが、栽培の技術がいまいちであるため品質、数量が気の毒な状態である。行政の指導体制が出来ていない。<br />　農産物が国境を越えて流通をしており南アフリカからリンゴ、柑橘類、ケニヤから柑橘類、人参が入っている。ウガンダからは野菜が不足をしているルワンダや南スーダンにトマト、馬鈴薯、人参などが出ている。<br />　アフリカも経済統合の動きがあり、東西南北の４〜５のブロックによる経済の統合でアフリカ全体の発展を目指す動きが出ている。ウガンダのムセベニ大統領がU,S,A　、United States of Africa　構想を提案しているが各国の同意を得るまでに至らずまだ少数派である。</p>]]>
        

    </content>
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    <title>「脱官僚」は政策目的でない</title>
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    <id>tag:www.jacom.or.jp,2012:/column//10.18621</id>

    <published>2012-11-16T04:06:18Z</published>
    <updated>2012-11-16T04:06:59Z</updated>

    <summary>　この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。</summary>
    
        <category term="農政寸評" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>　政局が流動化している。石原慎太郎氏が中心になって、第３極をめざしているが、その旗印は脱官僚だという。<br />　官僚支配を壊す、というのだが、それだけでは政策にならない。壊して何をするのか。それが問題で、それが政策だ。<br />　どんな政策に基づいて結集するのか。その政策を旗印に掲げねばならない。その政策を実行するのに、いまの官僚制度が障害になるのなら、壊すのがいいだろう。<br />　壊すのは政策手段であって、政策目的ではない。政策目的を隠したままでは、国民は胡散臭い目で傍観するだけだろう。それは、財界の言いなりのＴＰＰ参加か、原発再開か、そして、アメリカの言いなりの軍備強化か。<br />　政策に基づかないで集まるのなら、それは国民を愚弄する選挙互助会にすぎない。野合といわれても、しかたがない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>【農政寸評】の一覧は<a href="/archive03/column/cat174/">コチラから</a><br /></p>]]>
        

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